大谷翔平選手と面会したドジャース監督のデーブ・ロバーツ監督。
調べてみると、どうやらロバーツ監督の母親は日本人でロバーツ監督の出身地は沖縄県のようですね。
この記事では、デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)はどんな人なのか?
また、母親が日本人で沖縄出身のロバーツ監督のエピソードや家族についてまとめてみました。
目次
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)はどんな人?
ロサンゼルス・ドジャースの監督であるデーブ・ロバーツ監督。
大谷翔平選手との移籍交渉が報道されていました。
【ドジャース監督 大谷と面談認める】https://t.co/6isHtggFuY
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 6, 2023
大谷選手は他球団とも移籍交渉をしていますが、監督の名前が取りざたされたのはロバーツ監督のみ。
また、ロバーツ監督の出身地はなんと日本の沖縄県那覇市なんですね。
移籍先として有力視されているチームの監督であり、かつ日本出身の監督ということで注目されるべきなのかもしれません。
ロバーツ監督とは一体どんな監督なのでしょうか?
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)のプロフィール
Dodgers GM Brandon Gomes was surprised that Dave Roberts opened up to the media about their meeting with Shohei Ohtani, per @BNightengale
Jeff Passan recently reported that Shohei did not want his meetings made public pic.twitter.com/rmd3JBDSpz
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) December 5, 2023
ロバーツ監督の簡単なプロフィールはこちら↓
デーブ・ロバーツ(Dave Roberts)
生年月日:1972年5月31日
年齢:51歳(2023年現在)
出身地:沖縄県那覇市
身長:177.8㎝
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)は日本の沖縄出身だった!
デーブロバーツ監督は沖縄県那覇市生まれ。
母親は日本人なので日本人と海兵隊だったアフリカ系アメリカ人のハーフです。
母親が日本人であるものの日本語は話せないようですね。
バイリンガルとして育てることができなかった。あの時もっと教えればよかった。後悔している
引用元:RAFU SHIMPO
上記の画像はロバーツ監督がドジャースの監督に就任した際の家族写真で、左にいる女性が母親の栄子さん。
海兵隊だった父親の名前はウェイモンさん。
手前の若い男の子と女の子がロバーツ監督の子供です。
ロバーツ監督には妹のマリサさんがいるので、栄子さんの右隣がマリサさんでしょう。
ロバーツ監督の母親は日本人
ロバーツ監督の母親の名前は栄子さんで宮古島生まれの那覇市育ち。
母親の栄子さんと父親のウェイモンさんは1971年に結婚しました。
栄子さんの両親は二人の結婚を当初認めていなかったようですが、息子のロバーツさんが誕生したことでようやく認めたようです。
それほどロバーツ監督の誕生は家族として大きな出来事だったんですね。
栄子さんは1973年にウェイモンさんの転勤で日本を離れカリフォルニア州に移住。
その後、栄子さんが日本へのホームシックにかかり1年間ほど沖縄に転勤で戻ってきていました。
2023年現在で74歳で現在はロサンゼルスに在住されているようです。
出身高校は興南高校。
ロバーツ監督の母親の栄子さんは、息子がドジャースの監督に就任した際に電話をもらっています。
まさか、ここまで来るとは思わなかったので、びっくりして、信じられなかった。とてもうれしく、とても誇りに思う。もっともっと頑張ってほしい
引用元:RAFU SHIMPO
栄子さんはパーキンソン病の診断を2013年ごろに受けました。
夫のウェイモンさんは2017年に他界しています。
ロバーツ監督の日本に対する思い
出生後はカリフォルニア州サンディエゴへ移住。
2015年にドジャースの監督に就任した際、日本と地元日系社会からの期待について聞かれ以下のように答えています。
支援にとても感謝している。日本人の母は、私を誇りを持って育ててくれ、日本と沖縄人は私の一部分である。(期待に)プレッシャーを感じることもあるけど、サポートを歓迎したい
引用元:RAFU SHIMPO
このように出身地である日本の沖縄について語ったロバーツ監督はアメリカに移住した後も、祖父母や親せきに会うために5回故郷の沖縄を訪れていました。
2003年の現役選手時代にも沖縄を訪問していて、少年チームの野球教室を開いたり、糸満市の祖父母に再会しています。
選手時代のロバーツさんは2003年、少年チームの野球教室のために約20年ぶりに沖縄に里帰りし、糸満に住む祖父母にも会っている。伊佐さんは野球教室の実行委員として関わった。
引用元:女性自身
2020年の女性自身の記事によると、ドジャースの監督を務めつつ2019年までは定期的に沖縄を訪れていたようですから、出身地である日本に対する思い入れも強いのでしょうね。
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)の家族
ロバーツ監督はトリシアさんと結婚して、サンディエゴに在住。
トリシアさんとの間に2人の子供がいます。
息子の名前はコール。
娘の名前はエミー。
ロバーツ監督は2010年にがんにかかりましたが克服しています。
具体的な診断名はホジキンリンパ腫。
当時の子供の年齢は息子が10歳で、娘が6歳でした。
ガンを発症した際はかなり憂鬱になったようで、家族の支えがあったからこそ克服できたんですね。
インタビューでロバーツ監督はがんについてこう話しています。
It’s a great part of my story
and I just happy I was able to live to tell it.
”がんは私の物語の素晴らしい一部であり
そして、それを伝えるために生きられたことを幸せに思う。”
ガンを経験し、そしてそれを克服した経験がロバーツ監督の素晴らしい一部になっているということ。
2023年現在、息子のコールさんが23歳で、娘のエミーさんが19歳です。
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)の選手経歴
次にプロ野球選手としてのロバーツ監督の経歴を見てみます。
1994年:ドラフト28巡目でタイガース指名
ロバーツ監督は1994年のドラフト28巡目でデトロイトタイガースに指名され、6月9日に契約を結びプロ入り。
ドラフト28巡目は全体の781位なので、期待された選手ではなかったようです。
以前は100人前後を指名するチームがあるほどだったものの、現在は20巡目まで指名が削減されています。
現在の基準に当てはめるとロバーツ監督は選外だったことになりますね。
1998-2001年:インディアンス
1998年にジェロニモ・ベローア選手とのトレードでクリーブランドインディアンスに移籍。
1999年にはパンアメリカン競技大会でアメリカ代表として選出。
大会後の8月7日のデビルレイズ戦でメジャーデビューを果たす。
2002-2004年:ドジャース
2002年からロサンゼルスドジャースに移籍し、移籍1年目にチーム最多の45盗塁を記録。
ドジャース在籍時代、同僚には野茂英雄選手や石井一久選手がいました。
2004年:レッドソックス
2004年のシーズン途中の7月31日にボストン・レッドソックスへトレード。
ドジャース、レッドソックスで38盗塁。成功率は92.7%で両リーグで2位の記録をたたき出す。
ワールドシリーズ優勝に貢献。
2005-2006年:パドレス
2005年にパドレスに移籍。
2006年6月、守備の際にフェンスに激突して故障者リスト入り。
13個の三塁打を放ち、球団記録に並ぶ。
2007-2008年:ジャイアンツ
2006年オフにサンフランシスコジャイアンツと3年契約を結ぶ。
2007年は故障で戦線離脱したものの、チーム最多の31盗塁を記録。
バリーボンズ以来10年ぶりのチーム30盗塁を達成。
2009年:現役引退
2009年4月10日にジャイアンツを放出され、12日に現役引退を発表。
選手としては瞬足をいかしたプレーが光っていました。
通算成績
10年間のメジャーリーグの通算成績は以下の通り
試合数:832
打数:3090
安打数:721
盗塁数:243
本塁打:23
打率:.266
OPS:.708
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)のコーチ・監督経歴
引退後はパドレスの特別補佐役を務めていたが、2010年に血液ガンを発症。
具体的な診断名はホジキンリンパ腫。
幸い早期発見だったこともあり克服後にコーチとして指導者としてのキャリアが始まります。
2011-2015年:パドレス
2011年からサンディエゴ・パドレスのコーチとして選手指導。
2015年6月15日に解任されたバド・ブラック監督の代理監督を務める。
ロバーツ監督の就任は、MLB史上初の日本出身監督となる。
2016年~:ドジャース
2016年から古巣のドジャースの監督に。
周年1年目で地区優勝し、最優秀監督賞を受賞。
2017年、2018年と連続してワールドシリーズに進出するもいずれも敗退。
2017年シーズンのワールドシリーズは日本人選手も在籍していてダルビッシュ有選手と前田健太選手が在籍していました。
2019年、地区優勝
2020年、3度目のワールドシリーズ進出し、4勝2敗で日本出身監督として初のワールドシリーズ優勝監督となる。
2020年はワールドシリーズで優勝したものの、レギュラーシーズンは60試合しかなく特異なシーズンでした。
2021-2023年シーズンは地区シリーズに進出するものの3年連続で敗退。
通算成績
9年間のメジャーリーグで監督としての通算成績は以下の通り。
試合数:1196
勝利:753
敗戦:443
ポストシーズンの勝敗:44勝39敗
ドジャースの監督しては就任当初から8年連続でポストシーズンに進出。
うち3回はワールドシリーズに進出し、2020年にワールドシリーズ初優勝。
デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)についてまとめ
この記事ではドジャースの監督を務めるロバーツ監督の家族についてまとめてみました。
出身地が日本の沖縄県那覇市で母親が日本人ということで日本になじみ深いロバーツ監督。
嫁さんと2人の子供とサンディエゴに在住しています。
監督としてはフルシーズンでのワールドシリーズ優勝が期待されます。