2023年全仏オープンテニスでボールをボールガールに当て失格処分になった加藤未唯選手。
この失格処分についてはやりすぎだとの声が多数あります。
一方で加藤未唯選手の素行が悪いのが原因だとみる声もあるようです。
そこで何故加藤未唯選手が素行の悪さが話題になるのか?その理由や原因を調べてみました。
目次
加藤未唯の素行が悪いと言われる原因
今回の失格処分騒動では、対戦相手の二人以外のほとんどの識者が加藤選手に同情的なコメントを残しています。
それでも、今回の処分につながる予兆はあったとみる声もあるんですね。
それは、以前から指摘されていた加藤未唯選手の素行の悪さというものっでした。
では何故加藤選手は素行が悪いと思われてしまっているのでしょうか?
加藤未唯選手の素行の悪さが指摘されるきっかけは2017年全米オープンでの出来事でした。
加藤未唯の2017年全米オープンで指摘された素行
加藤選手が22017年の全米オープンテニスしてしまった素行は↓
ラケットを投げ、電子スコアボードを壊した
ことです。
実際に加藤選手が電子スコアボードを破損させた動画や画像はありません。
全米オープンテニスの会場のビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターの構図から赤丸が電子スコアボードです。
おそらくこの電子スコアボードを加藤選手は敗戦の後にラケットを投げ破損させてしまったと思われます。
電子機器なのでそれなりに高価な設備だと思われますし、この素行を目撃した人の評価は最悪でしょう。
それでは何故このような愚かな行為をしてしまったのでしょうか?
ラケットを投げた原因は?
加藤選手は予選決勝でスウェーデンのレベッカ・ピーターソン選手に7-6・3-6・4-6で敗れていました。
当時のランキングは加藤選手が179位でピーターソン選手が197位。
ランキング下位の選手に接戦で負けてしまったことで出てしまった素行でした。
この素行については今回のように同情する余地はなかったようで、コーチ陣などから厳しく叱責を受けることになります。
コーチ陣やフェドカップの土橋登志久監督からも厳しいお叱りを受けたそうです。確かに、あのような態度は選手として人間として魅力的ではありません。
引用元:WOWOW
あのような態度は選手として人間として魅力的ではありません
選手としてだけでなく人間としても魅力的ではないと、加藤選手の素行についてかなりきつい叱責だったことがわかります。
テニス関係者だけにとどまらず親族からも説教をされていたようです。
素行の悪さを指摘された後のコメント
加藤選手は自らが犯してしまった素行に対してこのようにコメントを残しています↓
試合に負けて、自分のふがいなさとかにイライラしてしまって……あんな行動に出てしまったので。それはすごく反省しています
引用元:スポーツナビ
3時間という長時間の試合に負けたこともあってか、イライラが頂点に達していたのでしょうが、プロ選手としての自覚に疑問符を投げかけられた象徴的な出来事となってしまいました。
しかし、この敗戦を起因とする素行と反省で完全に心を入れ替えテニスに臨むようになりました。
自分の思っていることや感情を一切、表に出さず、気持ちの変化がないようにする
引用元:sportiva
2017年全米オープンテニスでの悪い素行は褒められたものではないですが、プロ選手として本気で試合に臨んでいる結果とも言えます。
そして、帰国後に結果を残します。
素行の悪さを指摘された全米オープンでの敗北後、加藤選手は心を入れ替えて、ジャパンウィメンズオープンに臨み見事準優勝を飾りました。
加藤未唯の失格理由は素行は関係ない
加藤未唯選手が過去に犯した素行の悪さについてまとめてみました。
素行の悪さが注目されるきっかけは2017年全米オープンテニスでの敗戦のイライラからラケットを電子スコアボードに投げ壊すという行為でした。
しかし、2023年全仏オープンでボールガールにボールを当て、このアクシデントがきっかけで失格処分を受けたことと、2017年の素行は全く関係がありません。
実際にほとんど処分に対して責める人はいないですし、むしろ擁護する声が少なくありません。
むしろ非難されているのは対戦相手チームのブズコバ、ソリベストルモ組です。
ズコバのインスタグラムには試合直後から「相手を失格させるために審判に乞う?不必要な行動だ。残りのシーズンの運がゼロになることを願っている」、「あなた方の態度は悪い」、「カトウとディラから勝利を盗んだ」、「恥を知れ」、「それで幸せ?」など批判のコメントが相次ぎ、炎上状態となっている。
引用元:デイリースポーツ
つまり、”加藤未唯選手は素行が悪いから起きた”というのは当てはまらないということです。