ソフトバンクで活躍し侍ジャパンに選出されたこともある実力派ピッチャーの森福允彦投手。
33歳の2019年、残念ながら所属する巨人から戦力外通告を受けてしまいました。
何故森福選手は戦力外となってしまったのでしょうか?
目次
森福允彦投手が戦力外通告になった理由
ソフトバンクで活躍し、そして侍ジャパンでは2013年のワールドベースボールクラシック(WBC)で銅メダル獲得に貢献しました。
それから6年後に戦力外となってしまったわけです。
2019年10月2日のシーズン中に戦力外通告を受けることになりました。
戦力外通告の理由は以下の2点です。
- 巨人在世中の3年間の成績が39試合に登板で1勝3敗9Hと低調な成績。
- 直近2年間は納得のいく結果が残せなかった。
セットアッパーとして期待されたにもかかわらず、入団から7試合で0勝2敗、防御率5.40という低調なスタートを切ってしまったことも遠因の一つだと思います。
そして8月11日に出場登録を抹消されて以降は戦力としてみなされていなかったようです。
2018-19年は2軍でシーズンをスタートさせて、1軍に昇格もしましたが満足のいく成績を残すことができなかったわけです。
また広島の菊池選手に中指を立てたり素行の悪さも指摘されていたようですが、あくまでも成績の悪さ故に出てきた問題で、戦力外通告の直接の原因ではなかったんじゃないかと思われます。
- 登板数:423試合
- 成績:17勝17敗18セーブ
- 通算防御率:2・59
- 最高年俸:1億6000万(2013年)
400試合以上に登板して防御率が2点台なのがすごいですね!
森福投手のハイライトは何といってもソフトバンク時代、2011年の日本シリーズでの中日戦の伝説の11球です。
中日との日本シリーズ第4戦で1点リードの6回無死満塁で登板し、相手に傾きかけた流れを11球で完璧に断ったんですね!
7回も3者凡退で大きく日本一に貢献しました。
のちに「森福の11球」として11年のプロ野球史に残る名場面となったわけです。
ソフトバンク時代に輝かしい成績を残していたせいかFA後の巨人の3年間での成績は森福允彦投手の生涯成績から比べると物足りなさが浮き彫りになってしまってますよね。
横浜ベイスターズから同時期に巨人に移籍した山口俊投手は、ポスティング制度を利用してメジャーに挑戦するのとは対称的な結果となってしまったのが残念です。
森福允彦投手が現役引退
巨人から戦力外通告を受けた森福允彦投手(33)が現役を引退することが25日までに分かった。24日に球団に連絡を入れた。
引用元:デイリースポーツ
トライアウトを受け現役続行を希望していましたが、残念ながら本人が希望するオファーがなかったようです。
2019年12月24日に現役引退することを巨人に報告しています。
森福允彦投手の現役引退後の現在の仕事は?
現役引退後の仕事ですが、スポーツ誌の取材で以下のように答えています。
今後は東京から福岡に拠点を移す。「新しい生き方を探しながら、いつかは野球に携わる仕事ができればいいなと思います」と森福。
引用元:サンスポ
2018年にプロ野球を引退した選手は136人いました。
そして76.5%に当たる104人が野球関係の仕事についています。
- 野球解説者:4人
- NPB(コーチ監督など):75人
- その他野球関係:25人
野球関係に仕事の活路を求めたほとんどの引退選手がNPBでの仕事に再就職を決めています。
野球に引き続き携わるのであれば、3つの可能性が考えられます。
- 野球解説者
- ソフトバンクか巨人のコーチ
- アマチュア野球で指導
まずプロ野球選手の引退後の進路として考えられるのが野球解説者ですよね。
ただ毎年数人しか採用されていませんから門戸が狭いのが現状です。
次に考えられるのが所属していたソフトバンクや巨人のコーチとして契約することです。
(※12月30日現在、森福選手がコーチになる情報は入っていません。)
そして最後に野球に携わる仕事として考えられるのが中学や高校などアマチュア野球で指導する道です。
ただし12月13日に毎年1回開催される学生野球資格回復研修は終了していますから、アマチュアへの指導ができるようになるのは早くても再来年以降となります。
侍ジャパンに選出されたこともある実力のある投手でしたから、NPBで再就職の可能性が一番高いかもしれませんね!
森福允彦投手のプロフィール
森福允彦投手のプロフィールはこちら↓
森福允彦(もりふく まさひこ)
生年月日:1986年7月29日
年齢:33歳(2019年現在)
出身地:愛知県豊橋市
身長:172㎝
体重:70㎏
ポジション:投手
投打:左投左打
プロ入り:2006年大学生・社会人ドラフト4巡目
初出場:2007年3月31日
最終出場:2019年6月21日
第3回WBC日本代表
<所属プロ球団>
2007-2016年:福岡ソフトバンクホークス
2017-2019年:読売ジャイアンツ