岸潤一郎さんがドラフト候補として注目されています。

岸さんは高校時代は高校野球の名門である明徳義塾に所属していました。

将来、プロ入りが期待されていた選手はそれを実現させることができませんでした。

その大学野球部の退部理由は何だったのか?

そして現在もプロ入りを諦めることなく野球に打ち込んでいらっしゃるようです。

改めてドラフトで指名される可能性があります。

そのあたりも迫ってみたいと思います。

岸潤一郎のプロフィール

生年月日:1996年12月8日

年齢:23歳(2019年)

身長:174㎝

体重:78kg

出身:兵庫県尼崎市

投打:右投右打

ポジション:外野手・1塁手・投手

<経歴>

小学校:明徳バッファローズジュニア

中学校:西淀ボーイズ

NOMOジャパン(日本代表)に選出。

高校(2012-2014):明徳義塾高校

投手として甲子園に4回出場。

二刀流といわれる所以はエースで4番打者で活躍していたからですね。

もちろん主将を務めていたので明徳義塾の精神的支柱といってもよいでしょう。

甲子園では通算6勝をあげています。

そして4番打者としてホームランも甲子園で放っています。

負けはしましたが高校最後の夏の甲子園で強豪の大阪桐蔭戦で放ちました。

2012年甲子園

夏の甲子園:準決勝で大阪桐蔭に敗戦(0-4)

岸選手は1年生ながら2回1/3を投げて無失点できり抜けます。

この年の大阪桐蔭は過去最強といっても過言ではなく現在阪神タイガースで活躍している藤浪晋太郎選手を擁して春夏連覇を果たしています。

2013年甲子園

夏の甲子園:準々決勝で日大山形に敗戦(3-4)

夏の甲子園では3回戦で大阪桐蔭を破っています。

当時の大阪桐蔭といえば、2012年に春夏連覇を成し遂げたチームです。

2014年甲子園

春の選抜:準々決勝で佐野日大に敗戦(5-7※延長11回)

夏の甲子園:2回戦で大阪桐蔭に敗戦(3-5)

岸選手は4回の甲子園出場の中でなんと3度も大阪桐蔭と対戦しているんですね。

いずれも接戦で、唯一ホームランを打ったチームでもあります。

甲子園以外では2014年の第69回国民体育大会では決勝で健大高崎に3-2で競い勝ち優勝を果たしています。

また侍ジャパン代表にも選出されU18アジア選手権で準優勝を成し遂げています。

大学(2015-2017):拓殖大学(中退)

甲子園で岸選手を見ないと年はないほど毎回のように出場していましたから、大学でも即戦力として期待されます。

大学で拓殖大に進学すると決めたのは高校の恩師である馬淵監督が歩んだ道だったからです。

4年後のドラフトを見込んで進学したわけです。

ところが、卒業前に野球部どころか大学を中退することになります。(後述)

社会人(2018~現在):徳島インディゴソックス

現在岸選手は独立リーグである四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスで活躍しています。

2018年の成績は以下の通り。

試合数64
打率.275
打席250
打数218
安打60
本塁打3
打点 18
三振34
盗塁38
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ドラフトでプロ入りの可能性!

高校時代のように二刀流ではなく打者に専念しています。

この中で特筆すべきは盗塁数にあると思います。

38個もの盗塁を記録しているんですね。

もちろんリーグのシーズン最多盗塁記録です。

拓殖大学の初年度が打率が1割台だったことを考えると、大きな飛躍を成し遂げています。

今年は2年目のシーズンになります。

初年度の成績を上回ることは絶対条件かと思いますが、その結果次第では秋のドラフト会議で指名されることも十分可能性はあります。

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拓殖大学:野球部の退部理由

高校時代に明徳義塾高校で4度の甲子園出場を成し遂げ、そして国体では優勝も経験しています。

その明徳義塾を率いたのが岸選手です。

さらなる飛躍を求めて恩師の母校でもある拓殖大学に進学したわけですが、3年時に野球部を退部しています。

その退部理由とはいったい何か?

首脳陣との確執があったようです。

このツイートを最後に岸選手のツイッターは更新が途絶えています。

それまでも野球部に対してストレスが溜まっていたとも取れるツイートが散見されました。

ただその要因としては理由は怪我にあったと思います。

まず大学入学後に投手として大切な肩を故障します。

そして、その肩を庇うあまり、今度は肘を壊してしまうという悪循環に陥ってしまったわけです。

肩と肘。

どちらかが好転すると一方が痛むという繰り返しだったようです。

右ひじの痛みが極限に達して手術することを決断します。

野球選手では有名なトミージョン手術です。

トミージョン手術とは?

トミージョン手術とは1974年にフランクジョーブさんによって考案された手術で初めてその手術を受けたトミージョン選手の名前に由来します。

肘の靭帯断裂に対する術式で、原因は若い頃から肘を酷使してきたことが主な要因です。

メジャーリーグでは手術を受けて83%の選手が現役に復帰してます。

ただし、裏を返せば2割近くの人が活躍できずに引退しているということですね。

リスクの高い手術といっても良いでしょう。

また復帰が見込まれたとしてもトミージョン手術は術後すぐに復帰できるわけではなく、長いリハビリ生活が待っています。

そのために手術をためらう選手も少なくありません。

2011年には松坂大輔投手もトミージョン手術を受けています。

また2015年にはダルビッシュ有選手もトミージョン手術を受けています。

最近この手術を受けた日本の選手で有名なのは昨年手術を受けた大谷翔平選手ですね。

現在メジャーリーグのロサンゼルスエンジェルスで活躍している大谷翔平選手もトミージョン手術を選択しましたが、手術を受けることを決断するまでに葛藤がありました。

2019年シーズンは二刀流ではなく、打者に専念することを決断。

二刀流にこだわり、かつ結果を残してきただけに投手を捨てなければならない状況は苦しかったことでしょう。

大谷選手はプロで活躍が義務付けられています。

だからこそ、決断はしなければならなかった。

モチベーションも高く維持できたために、今シーズンも活躍は間違いないと思います。

実は岸選手も高校時代は二刀流として名をはせていました。

一方岸選手はプロ入り前の一大学生に過ぎないんですね。

プロ入りを目指しているといっても、まだつかんでいない状況でのトミージョン手術でした。

先の見えない現実に岸選手は野球に対する情熱を失っていきました。

そして大学3年の秋、周囲が引き留めることを振り払って野球部を退部します。

ただし、トミージョン手術を選択したということは野球で成功することを諦めていない証拠ともいえます。

トミージョン手術は300万円ほどかかるといわれています。

プロ選手ではないにもかかわらず、多額の費用を投じて手術を選択したことは決意の表れともいって良いのではないでしょうか?

ただし、それがプレッシャーともなり、野球部に所属していながら試合が出られない葛藤もあったと思います。

トミージョン手術は1年以上は試合ができませんからね。

トミージョン手術をして退部を決断した。

その後に四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスから声がかかったことは、やはり選手としての潜在力が魅力的だったといえますね。

過去に保育士の夢も

現在改めて野球への情熱が復活し、プロ入りを目指す日々が続いていますが、

大学での挫折でプロ入りを諦めた以外に、別の道を夢見たことがありました。

それは明徳義塾で活躍していたころです。

将来の夢に”保育士”と書いたそうです。

これは甲子園に出場する選手が提出するアンケートに書いてありました。

子供が好きで中学時代に職場見学をした際に、その保育園で中学卒業まで手伝わせてもらったというエピソードがあるくらい保育士、子供が好きなんですね。

野球を辞めてさらに大学を中退した岸選手は、改めて保育士になるための学校に通うために学費を親に工面してもらうのにはためらいがありました。

野球と保育士という夢を諦めて一般企業へ就職を考えていた矢先、野球チームから声がかかります。

それがプロ入りの可能性がある独立リーグのチームでした。

チーム名は徳島インディゴソックスであり、ドラフトでの指名を目指すために日々戦っているフィールドなんです。

2019年の秋のドラフトは岸潤一郎選手にも注目が集まるのは間違いないでしょう!

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