カルロスゴーン,逮捕
引用元:https://eventregist.com/e/0417

カルロスゴーン被告が3月6日に保釈されてから1か月が経過しようとしていますが、4度目の再逮捕をされてしまいましたね。

しかも公式ツイッターで会見をするとツイートした翌日に再逮捕です。

そもそも何をして逮捕され、最初の逮捕から数えてこれで何度目の逮捕になるのでしょうか?

それぞれの逮捕内容が似通っていたり、また複雑だったりするのでこの事件の真相がつかみづらいというのが正直なところです。

そこで整理するために事件の流れをそれぞれの逮捕理由も含めてわかりやすくか解説しまとめてみました!

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カルロスゴーンの会見は保釈違反?

4月3日にゴーン被告は4月11日に会見を開くと新たに開設した公式ツイッターでツイートしました。

そして間髪おかずにオマーンルートで再逮捕の可能性を産経新聞が記事にしました。

タイミング的には会見を行うと公表したことが引き金になっているように見えてしまいます。

そしてゴーン被告が4度目の逮捕をされたのが翌4月4日の未明でした。

ツイッターを使ったということはもちろんインターネットを使ったことになります。

当初インターネットにつなぐことは禁止されていると伝えられていましたから、この違反行為に抵触したので再収監されたという憶測もありました。

ただし、このインターネット禁止という情報自体が誤報だったようですね。

【ゴーン氏保釈条件で「ネット使用不可」は誤報 条件は「ログの提出」】

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20190405-00121124/

「ネット使用不可」ではなく「ログの提出」でした。

そのために、ネットを使ったから再逮捕につながったわけではありません。

やはり会見を開いてほしくないという意図が働いたのか?

再逮捕は会見の口封じだったのでしょうか?

ただし喜んでいるとしたら特捜ではなく、日産だという見立てがあります。

そもそも会見をしたところで裁判が開かれるわけですから、裁判官の心象への影響はさほど心配されていません。

ツイッターには「真実を話します」とあります。

これは現日産首脳陣にとって都合が悪かったのかもしれません。

理由としては4月中旬に取締役会のメンバーを選定する作業が山場を迎えたタイミングと一致するからです。

会見がどのような内容になるかはゴーン被告が再逮捕されたことで露と消えましたが、日産に都合が悪い状況が生まれていた可能性が大きいという蓋然性は高かったといえるでしょう。

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カルロスゴーンの逮捕回数は?

カルロスゴーン被告は金融商品取引法違反などの罪で2018年11月19日のことです。

そして10億円の保釈金を支払い2019年3月6日に保釈申請が受理されました。

保釈時は報道陣を欺くための変装が話題になりましたね。

ところが保釈後されたにも関わらずまた再逮捕される結果となりました。

今回の逮捕は何と4度目の逮捕なんです。

ゴーン被告が再び容疑者と呼ばれる身となりました。

東京地検特捜部の執念を感じられますね。

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カルロスゴーンは何をした?逮捕理由をわかりやすく解説!

何度も逮捕されていて事件の経緯や内容がわかりづらくなってきているのが正直なところです。

最初の逮捕から4度目の逮捕まで、それぞれ何をして逮捕されたのか?

わかりやすくその理由をまとめてみました。

2018年11月19日:1度目の逮捕(金融商品取引法違反)

自身の役員報酬を少なくするために、長年にわたり不当に低く有価証券報告書に記載したことで東京地検特捜部により金融商品取引法違反容疑で逮捕されました。

この最初の逮捕時は取締役社長のグレッグケリーも同容疑で逮捕されています。

逮捕に至るきっかは司法取引にあったといわれています。

1度目の逮捕:2011年3月期から2015年3月期の有価証券報告書が対象。

報酬総額が約80億7800万円であったにもかかわらず、40億500万円と虚偽記載をした疑いです。

過少申告がなぜ問題化というと、この40億円という金額に本来かかるべき税金を納めていないことが挙げられます。

要するに脱税ですね。

推定で10億円以上の税金が未納だったことになります。

また有価証券報告書というのは株主に対しての企業の評価報告書といってよいですからそれを偽ったことにもなるわけです。

株主の日産自動車に対する信用が大きく揺らぐことにもなったわけです。

ゴーンの主張

ゴーン被告の言い分としては、将来的にもらう報酬に関しては有価証券報告する必要はないため虚偽ではないという主張です。

2018年12月10日:2度目の逮捕(金融商品取引法違反)

最初の逮捕と同じ容疑で再逮捕されました。

これで2度目の逮捕です。

何故1度目の逮捕容疑と同じ金融商品取引法違反での逮捕されたのかというと、新たに虚偽記載が判明したからですね。

2度目の逮捕:2016年3月期から2018年3月期の有価証券報告書が対象。

報酬総額が約71億7400万であったにもかかわらず、29億400万円と虚偽記載をした疑いです。

1度目の逮捕容疑に対して起訴。

ゴーンの主張

最初の逮捕容疑と同じですからゴーン被告の言い分も同じです。

将来的にもらう報酬に関しては有価証券報告する必要はないため虚偽ではないという主張です。

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2019年12月21日:3度目の逮捕(会社法違反:特別背任)

3度目の逮捕:私的な損失を日産自動車に付け替えた特別背任の容疑。

具体的な特別背任の内容は以下2点。

①18億5千万円の評価損(原因はリーマンショック)が生じた私的な投資契約を2008年に日産に付け替えた容疑

②約30億円分の信用保証に協力したハリド・ジュファリ(
サウジアラビアの実業家 )に対し、日産子会社から2009-12年に合計1470万ドル(約12億8400万円)を不正に送金した容疑。

2度目の逮捕容疑とは違い今度は特別背任容疑での逮捕でした。

特捜も逮捕容疑の本丸は金融商品取引法違反ではなく、この特別背任にあったようです。

会社の資金を私的に流用した容疑ですね。

この逮捕は20日に拘留期限を迎え、さらに保釈申請に対する準抗告が却下されたために追加で再逮捕に至りました。

クリスマス前には保釈される見通しでした。

しかし、この再逮捕によりゴーン被告は年越しを拘置所で迎えることになりました。

ゴーンの主張

ジュファリ氏は日産に対して相応の需要な仕事をしていてくれたとの評価で、正当な対価という主張です。

2019年1月11日:追起訴(金融商品取引法違反・会社法違反:特別背任)

2・3度目の逮捕容疑に対して追起訴。

2019年4月4日:4度目の逮捕(会社法違反:特別背任)

4度目の逮捕:オマーンの販売代理店側に日産資金を不正に支出し、一部を流用した疑い。

少し複雑な容疑なので具体的な容疑内容は産経新聞の記事を一部引用します。


関係者によると、日産の最高経営責任者(CEO)だったゴーン被告は平成24年以降、日産子会社「中東日産」(アラブ首長国連邦)を通じ、オマーンの販売代理店、スハイル・バハワン自動車(SBA)に、自身が直轄する「CEOリザーブ」という予備費から毎年数億円ずつ、計約35億円を支出していた。SBAオーナーのスハイル・バハワン氏は、ゴーン被告の友人で、資金は、インセンティブ(報奨金)に偽装して支出させた疑いがある。

 SBAの経理担当幹部もゴーン被告と親しく、27年頃、レバノンにグッド・フェイス・インベストメンツ(GFI)という投資会社を設立し、代表に就任。GFIには経理担当幹部の個人口座から計数十億円が送金されており、このうち約9億円が、ゴーン被告の妻が代表を務める会社に移され、ゴーン被告が使っていた大型クルーザー(約16億円)の購入費に充てられた疑いがあるという。

 GFIからは、ゴーン被告の息子がCEOを務める米国の投資会社側にも送金されていた疑いがある。

 ゴーン被告は21年1月頃、バハワン氏から私的に約30億円を借り入れ、既に全額が返済されたといい、約35億円が借金返済に充てられた可能性もある。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000533-san-soci

要するに・・・

まとめると、オマーンの日産子会社(A)を通じてゴーン被告の友人がオーナーの販売代理店(B)に35億円の支出。

この販売代理店(B)の経理担当幹部の個人口座から投資会社(C)に数十億円が送金。そのうちの9億円がゴーン被告の妻が代表を務める会社に流れる。

この9億円がゴーン被告が使っていた16億円する大型クルーザーの購入費に充てられた疑い。

※Bの経理担当者がCの代表。

またCからゴーン被告の息子がCEOの投資会社にも送金の疑い。

さらに、Bのオーナーから30億円を借り入れ全額が返済されているが、約35億円が借金返済に充てられた可能性もある。

何故中東に関係があるのか疑問に思いますが、ゴーン被告の両親がレバノン人なんですね。

ルノーのCEOでもあったのでフランス人と思っている人が多いと思いますが、ゴーン被告自身はブラジルで生まれたんです。

両親のつてで友好関係を築いた線が妥当ではないでしょうか。

逮捕の経緯を時系列で

何度も逮捕、保釈申請、起訴を特捜と弁護士側と繰り返されているので、そもそもいつからこの事件が始まったのかそしてどういう経過をたどっているのか見えづらくなってきています。

ここで時系列でゴーン被告を巡る事件の経過を振り返ってみましょう。

1:2018年11月19日

  金融商品取引法違反

解任<日産>:2018年11月22日

  会長職・代表取締役の解任

解任<三菱自動車>:2019年11月26日

  会長職解任・代表権はく奪

2:2018年12月10日

  金融商品取引法違反

  1度目の逮捕容疑の起訴

3:2018年12月21日

  会社法違反(特別背任)

追起訴:2019年1月11日

  金融商品取引法違反・会社法違反(特別背任)

辞任<ルノー>:2019年1月24日)

  会長兼CEO辞任

保釈:2019年3月6日)

  保釈金10億円

4:2019年4月4日)

  会社法違反(特別背任)

※4度目の逮捕は可能性です。(4月4日現在)

真相はどこに?

衝撃的なゴーン被告の最初の逮捕から半年近くが経とうとしています。

ルノー主導による経営統合が進んでいて、乗っ取り計画がありそれを阻止するためのクーデターだったのではないかとも言われています。

このような陰謀論や保釈巡る特捜と弁護側のせめぎ合い等、逮捕や起訴の経過を見ると何故拘留が長引いているかの裏事情も見えてきました。

またあまりにも連日テレビに映ったためミスタービーンに似ているという話題も注目されました。

4月に入ってからも特捜の捜査は続いていて、保釈されたにもかかわらず4度目の逮捕も間近だといわれています。

ゴーン被告は保釈金を収めて3月6日に保釈されました。

保釈金は裁判が終われば戻ってくるお金ですが、それでももし失うとしたらためらってしまうと想定される金額が設定されています。

この保釈金額はゴーン被告の場合、なんと10億円といわれています。

保釈金がどれほど高額かというと、清原和博被告が収めた保釈金と比べると一目瞭然です。

清原被告が収めた保釈金は500万円でした。

清原被告は平均で2億円以上、最高年俸が4億5千万円も稼いだ野球界の元スーパースターです。

この清原被告をして保釈金は500万円だったんですよ。

ゴーン被告の保釈金は実に200倍もの金額を収めたことになります。

10億円もの保釈金を払えるほどの高額報酬をもらっていたことがまず驚きです。

役員報酬の総額は100億円を優に超えるんですよね。

日本人の感覚からしたら、もらいすぎ!と思われても仕方がない高額報酬です。

破綻の危機に陥っていた日産を復活させた功績は大きいですが、多くの社員の首を切ったこと。

そして想像以上の役員報酬を得ていたことが明らかになった今、ゴーン被告の立場は弱くなってきているといえます。

特捜は何度も保釈を阻止しようと準抗告していますから、ぎりぎりのせめぎあいが続いています。

果たして真相はどこにあるのでしょうか?

4月11日に会見を開く予定だった

カルロスゴーン被告は自身のツイッターを開設し4月11日に会見を開く予定でであることをツイートしていました。

おそらく自らが無実であることを公表するためだったと思われます。

ツイートされたのが4月3日のことですが、4度目の逮捕の可能性について報道されたのが同日のことでした。

2度目の逮捕時も拘留期間を延ばすためといわれていましたし、特捜はゴーン被告の保釈に対しては好意的でなかったことは明らかです。

保釈後に再逮捕されることは特捜案件では異例のことです。

よっぽど会見をしてほしくない理由があるとみてよいでしょう。

ゴーン被告をめぐる事件の解決にはまだしばらく時間がかかりそうです。

引き続き注視していきましょう。

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